飛ぶ鳥は跡を濁さなかった、そして青く輝いていた
冬
1月、何をしたのか覚えてなくて。ただ元旦からアーセナルの試合を見ていたらしい。ずっと好きなものがあって幸せですね。
2月、確か国試を受けたはず。記憶が薄いのでいつ受けたのか、どこで受けたのかちょっと曖昧だけど。
春
3月、最後のバイトもここで終わり。ずっと暖かかったあの場所。今でもたまに思い出す。あの場所を掴んだ私のことはいつまでも愛してあげたい。
誕生日前日にコロナワクチンを接種して、当日になって早々に嘔吐したり。
そんな日を過ごして22歳になって、3日後には優しい可愛い女の子と松村沙友理ちゃんの残り香を求めて喫茶店巡りをしたり。
人の暖かさを感じられた誕生月でよかった。
4月、初めての就職。ウソツキジャーンって思う瞬間がちょっとだけ多くあったな。初めての夜勤で利用者が頭から血を流してたのも今はいい思い出、なんて言えないけどまあ経験していて良かったことかもね。
そして実家で一人暮らしというちょっと変わった状況になったのもこの春から。どう考えても1人で生活するには無駄が多すぎるけど、実家という安心感は悪くない。
5月、有難いことにプロスポーツチームが使うスタジアムで撮影させてもらったり、自分のやりたいことで少しだけ結果がついてきたり。
こういう有り難い環境にいると忘れがちだけど、やっぱり有るってことは難しいんだよ。
有り難い環境にいるうちにもっとしっかり掴み取らなきゃね。
6月、元レフェリーの凄い人とお話する機会があった。酸いも甘いも味わってきた人のお話は面白い。酸いを経験せずに生きていけるなら絶対にそっちの方が良いけど、ああいう人を見れば酸いも悪くないなと思える。私はとりあえず進むぞ。
夏
7月、新しいカメラを買った。便利。可愛い子の写真がいっぱい増えていく。ちょっと無理して買ってよかった。
「はいチーズ って言ったはずなのに
愛してる って言えた気がした」
を胸に。
8月、1人で花火大会に行ったり、愛しの先輩の誕生日に満月だったから思いを馳せたり。
1人で生きているからこそ、独りではない人生で良かったなとより一層思った8月。たくさんの人に支えられながらひとり黙々と生きていきます。
9月、5月に結果が出たはずなのに、それを全てチャラにするくらいの出来だった。それでも、どんな結果でも、真面目な顔してお話を聞きにいけば真面目な顔して敬意を持って対応してくれる人たちがいたこと。それを忘れずに愚直に頑張る。結果が出ずとも優しい人たちはいる。甘えずに、ただ信頼はして。
秋
10月、甲府の天皇杯優勝に泣いて、推しバンドのライブで泣いた。「親愛なるあなたへ 心を込めて 頑張れ」
11月、初めてさわやかに行った。ハンバーグにステーキ、ハンバーガーまで。どれをとっても美味しかった。乃木ちゃんのおかげで知ったお店、全く関係ない趣味で訪れることが出来て、なんかグッと来てた。全ての好きと全ての嫌いとその他諸々の全てで私は成り立ってる。それはそうか。
冬
12月、今の職場を辞めることにした。
1年も働けなかった、何も身に付けられていない。辞めますと言ったものの、辞めてくださいと言われてもおかしくなかったんじゃないか…とか。
多分あげればキリがないほど私のダメな部分は出てくる。
辞めたからと言ってそれは変わらない。評価としてはもっと下がるかもしれない。ダメな部分しかないんじゃないかって思うし、そう思われるかもしれない。
それでも辞めるのは、このタイミングじゃないと私が私でなくなる気がしたから。
逃げることが正しいとはやっぱり未だに言いきることは出来ないけれど、どうせ逃げるなら取り返しのつくタイミングで逃げるべきだとは思う。
まあ前半0-1で負けてる、良いところなしで相手に押されっぱなし。それでも最後の最後、試合終了の笛がなった時に2-1ならばそれで良いじゃない。W杯で同じような展開を見たのも12月だしね。
今はハーフタイム。ここで動かなきゃもう流れを掴めないかもしれない。この先、選手交代をできるタイミングはあるかもしれないけれど、もうその時には手遅れかもしれない。
今考えられるベストのタイミングはここしか無かった。
まあそれでも退職は2月。そこまで頑張る。
1年の振り返りをしてみて思ったけどやっぱり乃木ちゃんから少し遠ざかったネ。もしかしたらそれが私の余裕を奪っていたのかも。
そういえば仕事で全然見る余裕がなくなってしまってモバメ切ってたんだけど、余裕がなくなってしんどい時に思うのは切ったことも余裕を無くしてる理由の一つだということ。なかなか追えなくても、心の拠り所としてそこにあるのは必要かもしれないね
— 青い鳥が飛んだ (@youkainakiwarai) 2022年11月22日
それでもギリギリここまで頑張ってこれたのは、どんなに余裕がなくても乃木中だけは見てたからかもしれない。本当のとこは分からないんだけど、やっぱり乃木ちゃんがいたことは私にとって大きな財産ですよ。
同じように推しバンドのライブに行ったり、好きなスポーツやったり、カメラ持ってぶらぶら歩いたり。
私が私であるために必要なものが私の心の拠り所になって、最終的に私を生かしてくれていたんだと思う。
取り返しのつかない状況にならなかったのは今までの私が掴んできた好きなものと、今までの私が掴んできた好きな人のおかげです。
あなたがいてくれてよかったです。
直接会うことがなくても、もう今後関わりがなくなっても、一時期の私を形成していた人間だってことには変わりないし、私は忘れるまで忘れません。
ありがとうございます、今後ともどうぞよろしく。私を生かしてくれてありがとうございます、生かされたからにはあなたを作る部品の一つになれますように。
良いお年を。
青い鳥も飛んで行こうね、未来へ。
追伸
年末に、また来年もって未来の話をできるのは素敵なことですね。
それを素敵だと思えるのは今日が、そして過去が少しでも愛しいからでしょう。
未来も同じように愛しくなると信じているから、素敵だと思えるんだよ。
今までの私と私を使ってきた全ての人に感謝です、ありがたいね。
最追伸
大晦日の本日、ちょこっと体調不良で紅白はリアルタイムで見れなかった。
それでも、飛鳥ちゃんの最後をリアルタイムで見れなくてもまあよかった、悔しいけどそれでも1年間素晴らしかった良かったと言える愛しい日々を作れたのは、飛鳥ちゃんのおかげでもある。
何を言いたいのかまとまらないけれど結局は強がりなんだと思います。見たかったーーーーー!!