20

目の前に並べられたリンゴが19個から20個になっただけ。リンゴが増えても食べれるわけじゃないし、触れない。ただ溜まっていくだけ。

 

ただそれだけなのに、なんでこんなにも嬉しいんだろう。

 

 

 

馬鹿な頭で必死に考えて、考えて考えて考え抜いた結果、ぼんやりと見えてきたのは優しい人の顔でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

というわけで、20歳になりました。20歳になってもまだ自己満足のブログを書いてます。

数年前の僕が思い描いてた大人にはまだまだ遠いです。

小さい頃に思い描いてた20歳ではもっと友だちは多いし、恋人もいる。余裕を持って生活して貯金もあって社交的。

 

さて、何一つ叶えられていませんね。大人になるっていうのは子どもの僕が思っていたより残酷なものでした。できないことが増えていく、挫折が増えていく。

だけどその分だけやりたいことも増えて、できることも増えて、笑うことも増えました。

思ったより大人も悪くないな、なんて大人になりきれていない僕は思ったりしてます。

果たして数年後の僕はこの文章を見た時に何を思うんでしょうか。

 

 

 

 

 

 

ただ増えていくだけのリンゴを見るだけ。

リンゴの数が増えても何も変わらない。

それでもリンゴが増えるのが嬉しいのは、増えたリンゴを見て喜んでくれる人がいるから。毎年1つしか増やせない。現状維持は後退、なんて言う人もいる中で毎年1つしか増やせなくても毎年喜んでくれる人がいる。それが嬉しい。

喜んでくれる人は毎年一緒、なんてことはなくて、新しい出会いもあればこの世の終わりだなんて思う別れもある。それでもその時その瞬間一緒に祝ってくれて一緒に喜んだりしてくれる人がいることには変わりなくて。

新しい人と喜びながら去っていった人を思ったり、ずっといてくれる人と新しい人を待ち望んだり。一緒に喜んでくれた人のりんごが増える瞬間をこれまた一緒に喜んだり出来るのも特別なことでとっても嬉しかったり。

そこにあるりんごは増えていくだけで食べられないけれど、もらったケーキを一緒に食べちゃったり。20個集めたご褒美にお酒を飲めちゃったり。それをあなたと出来ることが嬉しい。

 

 

 

 

 

 

 

ぜーんぜん纏まらないな。感情を上手く言葉で纏められる大人にもなれてなかった。残念無念また来世。

 

もう諦めたので纏めず終わるんですけど、結局はやっぱり好きな人とこれからも仲良く生きていきたいなアってことです。好きな人が好いてくれているとは限らないけれど、好きな人を好きだと思ったまま生きていきたいですね。

好きな人に幸せでいてほしいし、好きな人と幸せになりたい。

人に生かされてどうにか生きていける私です、幸せを見つけられるのはあなたがいるからだと思っています。

 

 

 

そんな20歳、どうぞよろしく。